ミックスレッスン (音楽・図工・体育・プログラミング)

ミックスレッスンとは、同学年にあたる日本人学級と、国際学級の児童が一緒に学ぶ「合同授業」の事で、音楽・図工・体育・プログラミングの授業に導入しています。1年生(Year 1)から6年生(Year 6)までを対象に行っています。

日本人学級と国際学級の児童が隣同志に座り、困ったときには英語と日本語を使い分けて相互に教えあいます。コミュニケーションを通じて、バイリンガル能力を高め、オーストラリアと日本の文化を理解します。

音楽は、日本人の音楽専任教師が指導します。体育・図工は、日本人学級と国際学級の教員が協力しながら学習計画を立て、英語と日本語で指導にあたっています。

年間授業計画に沿って、それぞれの学級のみで行う授業内容と、ミックスレッスンで行う授業内容があります。

音楽の授業

シドニー日本人国際学校では、日本人の専任教師による音楽の授業を取り入れています。日本語と英語、両方の歌を学ぶ事によって、語学力を促進するとともに、日本とオーストラリアの両方の文化を学びます。1年生(Year 1)からは、日本で広く導入されている鍵盤ハーモニカ(ピアニカ)を、3年生(Year 3)からはリコーダーも全員が学習します。4年生からは木琴、アコーディオンなど様々な楽器も取り入れられます。

毎年、11月に行われるスクールコンサートでは、日本語の歌、英語の歌、器楽を各学年披露します。保護者の方も観覧されるナイトコンサートは、毎年高い評価を頂いています。

音楽のミックスレッスンは、年に2ターム実施されます。

学習の例 2年生(Year 2)

7月 拍子を感じてリズムをとろう
8月~10月  スクールコンサートに向けて鍵盤ハーモニカ(ピアニカ)、歌の練習
11月 日本の音楽に親しもう・色々な音に親しもう
12月 国際学級卒業式に向けた歌の練習(日豪国歌、さよなら友よ、校歌等)


図工の授業

表現の感性は、子どもの個性によって違いがあるのはもちろんの事、その国の文化の特徴や歴史によっても違ってきます。国際学級と日本人学級の児童が描く絵や色の使い方もそれぞれの傾向があり、とても興味深いです。小学生という豊かな感性を持った時期に、2つの文化を融合した図工の授業を受ける事によって、子どもの創造力を助長していきます。

SJISでは、毎年スポーツデーやスクールコンサートにちなんだデザインコンテストを開催しており、アートでも素晴らしい作品を生み出しています。

図工のミックスレッスンは、年に2ターム実施されます。

学習の例 1年生(Year 1)

7月 海とさかな(平面画)
8月  スクールコンサートポスターデザイン
9月 アボリジナルアートを学ぶ
11月 卒業生へのプレゼント作り
12月 クリスマスグッズ作り


保健体育の授業

日本とオーストラリア、両国の体育の内容を導入し、個人の心身の健康を育成するとともに日豪両方の文化を学びます。例えば、スポーツデーは日本的な行事ですが、本校では両学級一緒に開催し、保護者の方々にも参観にいらして頂いています。全校児童・生徒で披露する日本の伝統ダンスは、大変迫力があり、イベントのハイライトとなる演目です。

毎年、外部の講師を招いて、ダンスやAFLなどのプログラムも行いオーストラリア的なスポーツも学習します。水泳の授業は、近隣のスイミングセンターに移動し、外部専任インストラクターよりレベル別にレッスンを受けます。
体育の授業は、年間を通して行われており、週に1回がミックスレッスン、週のそれ以外は、各学級での授業となります。

学習の例 3年生(Year 3)

4月~6月 ・ゲームを取り入れた体つくり、スポーツデーに向けた練習
7月~9月 ・クロスカントリーに向けての練習
・走る・跳ぶ・幅跳びの練習(インターナショナルスポーツデーに向けて)
・AFLオーストラリア・フットボール、又はダンスフィットプログラム
(外部インストラクターを招いてのプログラムは、その年によって変更になります。)
10月~12月 ・水泳学習 (水泳専任の外部インストラクターによるレベル別指導を行う)
・サッカー(インターナショナルサッカー大会に向けて)
1月~3月 ・ポートボールなどのゴール型ゲーム

プログラミングの授業

2019年度からプログラミングの授業もミックスレッスンで行います。外部より専任講師を招き、英語で指導を受けます。簡単なコーディングを使い、コンピューターの中で動物を動かしたり、AをしたらBをするというような仕様を作ったりします。楽しみながら学べる授業を目指しています。